当ゲストハウスを訪れる方にここの名前である「Blue in Green」の由来をよく尋ねられる。高原の緑の中にブルーグレーの外観から? 実はこの名前はマイルス・デイビスのアルバム、「Kind of Blue」に収録されている曲のタイトルから付けた。何を隠そう私は大のマイルス・デイビスファンで、CDは海賊版も含めて100枚以上持っている。ご存知の方も多いと思うが、マイルスといえばJAZZの大物トランペッターで1991年9月28日に亡くなるまで数多くの名盤、名演奏を残してきた。マイルスの詳しいことは彼の伝記などに任せるとして、なぜ私がマイルスきちがいになったかを書こうと思う。

あれは私がまだ社会人になりたての1988年の夏、名古屋のある河川敷きで行われた野外コンサートで、それまでロックしか知らなかった未熟な私はマイルスのすごさにこてんぱんにやられてしまった。それまでもコンサートは年に何本かは観ていたが、この時ばかりは演奏が終わっても腰が抜けて立ちあがることができなかったことを覚えている。決して媚びを売るような演奏はせず、観客に挑戦するかのごとく最初から最後までノンストップで駆け抜けるその疾走感はそれまで味わったことのない体験であった。後に彼の音楽に対する姿勢に触れた。マイルスは決して過去を振り返らない人としても有名だった。曲のテンポやアレンジまで二度と同じ演奏は繰り返さない、そのことが彼のライブ演奏を収めた海賊版の人気を高めている原因である。演奏日が1日違っていれば別物と言えるようなライブとなる。この姿勢を貫くことは並大抵のことではなかったと想像できる。
そんなマイルスだが一度だけ過去を振り返ったことがある。1991年の7月、パリに昔の仲間を集め過去の名演を再現するという夢のようなコンサートを開いたのだ。マイルスのもとを巣立っていった、今はもう押しも押されぬ名プレイヤー達がマイルスとともに当時さながらの演奏をした。これはマイルスの実質的なラストコンサートとなった。その2ヶ月後の9月28日、彼は帰らぬ人となった。死期を悟ったマイルスのお別れコンサートの模様は未だに正規のアルバムとしては発表されていない。私はかろうじてこの演奏を海賊版として入手したが、1日も早い正規の発表を待っている。つい熱くなり話の収拾がつかなくなってしまったが、私がマイルス・デイビスをこよなく愛しているというのが結論。「俺もだ」とおっしゃる方は、ご連絡を。



Bootleg(海賊版)と言えば、マニアにしか耐えられない程の音の悪さや、得体の知れなさから一般のファンには手が出しにくいシロモノという印象は否めない。しかしそれでも運が良ければ素晴らしい音源に出会えることもある。なにしろMiles DavisのBootlegの魅力とは、


1991年の死の直前まで、Milesは決して過去を振り返ることはなかった。それは日々のライブ演奏でも同じである。同じ演奏は二度と繰り返さない。だから同じメンバーで、同一ナンバーの演奏でもどこか違っている。

アルバム「ネフェルティティ」録音時のプロデューサー、テオニマセロが録音ボタンを押さなかったためにJAZZ史上最高のリハーサル録音は残されることはなかった。その経験からMilesはそれ以降のすべての演奏を録音している。そしてそれが裏から出たのがBootlegで、表から出たのがComplete Plugged Nickelであった。
アルバムタイトル
ジャケット
発売元
曲目
録音日
音質 コメント
From his Last Concert in Avignon 2CD-BOX

LASER LIGHT
(DELTA MUSIC)
・Intruders
・New Blues
・One Phone Call
-Street Scenes
・Perfect Way
・The Senate
-Me and You
・Tutu
・Movie Star
・Splatch
・Time After Time
・Wayne`s Tune
・Full Nelson
19??/?/? A- 2枚組みのCDで、それも箱に入っているので値段も高そうなのだがそれほどでもなくついつい手に入れてしまった。これは、JAZZ CONCERTから出ている'88のPart T、Uと同じ音源を箱に入れただけであった。
Live in Europe 88 PART T
JAZZ CONCERT RECORDS
・Intruders
・New Blues
・One Phone Call
・Perfect Way
・The Seat/Me And You
19??/?/? A-   
Live in Europe 88 PART U

JAZZ CONCERT RECORDS
・Tutu
・Movie Star
・Splotch
・Time After Time
・Wayne`s Tune
・Full Nelson
19??/?/? A-     
Spring

PARADISE
・Spring(Part1) 1982/4/22
Rome
A このSpringとthe Second Springは、数少ない復活後のMiles Bandのライブ音源である。M.MillerやM.Sternなどがライブで聞けるのは、新宿西口公演のものぐらいなのでとても貴重である。実はこの頃のMiles Bandが私は一番スリリングで好きなのである。
The Second Spring

PARADISE
・Spring(Part2) 982/4/22
Rome
A 同上1
Miles Davis the last live

COLUMBIA
・Stella by Starlight
・Jean Pierre
etc
1964/2/12
〜1981/10/?
A+ これは全て正規盤のパクリオムニバスである。見つけても手を出さないこと。
Miles Davis under arrest LIVE 1985

GEMA
・One Phone Call
・Human Nature
・Something`s on My Mind
・Time After Time
・Code M.D.
・Jean Pierre
1985/7/? これは謎のCDである。ドイツのものであるのはGEMAでわかるがメーカーがよくわからない。音質はそれほど悪くはない。そして、1985年の録音であるにもかかわらずJean Pierreを演っている。これがまた雰囲気が西新宿のとは違いおもしろい。
NIGHT CRAWLER

TEDDY BEAR Records
・Full Nelson
・Tutu
・Come And Act It
・Human Nature
・Time 12 Slowfunk
・Jilli
1990/1/12
Columbus,
Ohio
A+ このNight Crawlerから下段のMaghreb,King Of Trumpetまでの3枚はなんとすべて同じ音源である。海賊盤を買うときに一番注意すべきことは、このように同じ物を買ってしまわないことである。でもこれがマニアの悲しい性とでもいうべきかついつい手をだしてしまう。Time 12 Slowfunkなんて耳慣れない曲目があったら要注意。でも音質は良いしまとまった演奏をしているので、このうち一枚は持っていても損はないでしょう。
MAGHREB

BUGSY Records
・Full Nelson
・Tutu
・Come And Act It
・Human Nature
・Time 12 Slowfunk
・Jilli
1990/1/12
Columbus,
Ohio
A+
同上
King of Trumpets

FLASH BACK World Productions
・Full Nelson
・Tutu
・Come And Act It
・Human Nature
・Time 12 Slowfunk
・Jilli
1990/1/12
Columbus,
Ohio
A+ 同上
miles in Montreux

JAZZ DOOR GEMA
・Intruder
・Perfect Way
・Hannibal
・Human Nature
・Mr.Pastorius
・Tutu
・Jilli
・Amandla
・The Senate/Me And You
1989/7/21
Montreux
A- いくつかあるマイルスのモントルージャズフェスでの音源のひとつである。これはLive At Montreux(Not Guilty)の2枚組のCDから一枚に収められるぶんだけ抜いたもんである。だから完全盤がほしければ2枚組の方をすすめる。Chaka KhanのHuman Natureが意表を突いていておもしろい。
LIVE AT MONTREUX JAZZ FESTIVAL

Not Guilty GEMA
上段の曲以外に
・New Blues
・Time After Time
・Jojo
・Wrinkle
・Portia
1989/7/21
Montreux
A- この日の模様を全部聴きたいという方はこちらをおすすめします。
M.D. IN WARSAW 1988

POLJAZZ
・In A Silent Way〜Intruder
・Star People
・Perfect Way
・Wrinkle〜Star OnCicely
・Tutu
1988/10/30
Warsaw
A- まずこのCDを手にしたら、そのいかがわしさからとても買う気にはなれないだろう。いかにも海賊盤然としている。でも聴いてみると意外と良い。しかし、多分レコードからCDに落としたものだろうパチパチが気になる。
STREET SCENES 2CD

Lfye
・On Phone Call/StreetScenes
・Speak
・Star People
・Perfect Way
・Human Nature
・Wrinkle
・Tutu
・Splatch
・Time After Time
・Tomaas etc
1986/10/?
Beograd
1986/10/27
Hamburg
1986/11/4
Paris
C- これはまさしくマニア向けかもしれない。音質はきわめて悪い。そのうえクレジットが何がなんだか分からない。でもギタリストがちょうど過渡期だったのかGarth Webberが演っているのが結構レアかも。
The Scarlet Letter act 1

PRIME OF RARITIES
・Untitled(Opening Jam)
・Speak
・Perfect Way
・Untitled(Fast Funk Jam)
・Tutu
1988/7/11
Pulsid
A- これがまたIn Warsawとよく似ているのだ。録音日もメンバーも違うのだが(クレジット上は)出だしがIn A Silent Wayから入るあたりがかなり怪しい。これはクレジットが嘘をついているのか、それともこの頃の定番演奏パターンだったのか?私は後者であってほしいのだが。2曲目のクレジットがどちらとも違っていて実際はNo Bluseなのがさらに気になる。
The CATE OF HEAVEN レジェンダリーウィヴ

BACK STAGE ANF ソフトウェア(株)
・Hannibal
・JIlli
・Don`t Stop Me Now
・Wrinkle
・Mr.Pastorius
・Human Nature
・New Blues
・Amamdla
・Tutu
1989/11/3
Zenith
A+ Miles in Parisと同じ音源。そして当然ワーナーから出ている同名のVTRと同じ音源である。VTRの録音クレジットによるとこれは第10回パリジャズフェスティバルでの演奏らしい。
MILES IN PARIS

FOUR ACES RECORDS
同上 1989/11/3
Zenith
A+ この海賊盤は私のコレクションの中でも古い方の部類に入り比較的音質が良いので気に入っている。VTRのパクリだから当然といえば当然。
NEW YEARS EVE

JAZZ MASTERS
・Come Get It
・It Gets Better
・U`n`I
・Star On Cicely
・Star People
・Hopscotch
・Jean Pierre
1982/12/31
Forum,N.Y.
B+ 音質はすこぶる悪い。多分観客がこっそりテープレコーダーで生録したものであろう。拍手の音だけがやたらとでかい。ギターがJ.ScofieldとM.Sternのツインであることが少々レアかもしれない。
Human Nature

JAZZ FILE GEMA
・You`re Under Arrest
・Human Nature
・Medley:
Mrs.Morrisine/You`re
Under Arrest
・Spring
・Decoy
1985/7/14
Montreux
A- 不思議なジャケットデザインである。その割には中身はホットな演奏になっている音質も上々でベースにはDaryl Jonesが参加している。これはオススメの一枚である。
LXXV. Miles Davis Band Live Tutu

the golden age of Jazz
・Human Nature
・That`s
What Happened
・Jo-Jo
・Tutu
1989/7/14
Perugia
A このthe golden age of jazzというメーカーからは‘60年代から‘80年代までの海賊盤が出ているが、これはその中のひとつ。音質も上々。録音はあの中田で有名になったペルージャ。尚、このシリーズはすべてPreviously Unissued(未発表)とクレジットには書いてあるので多分大丈夫であろう。
IN THE WEST

JAZZ MASTERS
・Come Get It
・Star People
・Speak
・It Get Better
・Hopscotch
・Star On Cicely
・Jean Pierre
1983/5/25,26 C+ ジャケットがかっこいい2枚組CDである。曲目は1枚目2枚目ともほぼ同じで曲順が入れ替わっている程度。しかし音質は結構ひどく、マニア向けのアイテムかも。最後まで聞きとおすには多少忍耐が要る。
PACIFIC EXPRESS

JAZZ MASTERS
・One Phone Call/
Street Scenes
・Speak
・Star Peopl
・Maze
・Human Nature
・Something On Your
Mind
・Time After Time
・Ms.Morrisine
・Code M.D.
・Pacific Express
・Katia
1985/7/28 C+ In the Westと同じシリーズの2枚組CD。やはりジャケットはかっこよいのだが音質は最悪。スタジオ盤のYou are Under Arrestの録音直後のライヴ演奏のせいかスティングの声などがレコードそのままの音で流されている。この2つのシリーズは私が推測するところ、両方とも日本での録音ではないかと思われる。
SOCIAL MUSIC with Robben Ford

TIKI RECORDS 01
・One Phone Call
・Speak
・Star Peopl
・Maze
・Human Nature
・Portia
・Splatch
・Time After Time
・Carnival
・Tutu
・Tomaas
1986/4/6
Beacon Theatre,N.Y.
B これはサブタイトルにもあるようにギターにR.Fordを迎えた頃の貴重な音源。音質はさほど良くはないがR.Fordファンにはこたえられない作品だ。彼の独特なキレのあるギタープレイが思う存分楽しめる。
TIME AFTER TIME Featuring D.Samborn G.duke

TIKI Records 02
・Tutu
・Splash
・Time After Time
・Al Jarreau
・Carnival
・Burn
・Portia
・Jean Pierre
1986/7/17
Montreux
JazzFestival
B+ これはモントルーでのお祭り騒ぎの中にD.SanbornとG.Dukeが飛び入り参加したものらしい。クレジットにはギタリスト抜きの演奏のようになっているがR.Fordのギターが結構派手に響いているのでミスプリであろう。
the KING OF PRIESTS Featuring Robbenford C.Santana

TIKI Records 03
・Tomaas
・Perfect Way
・Burn
・Decoy
・Full Nelson
・Don`t Loose Your Mind
1986/6/15
1986/7/17
1986/8/14
1986/8/27
B+ これも音質は良いとは言えない。でも内容は結構珍しい。何しろ1、2曲目はスタジオでのリハーサルの音をそのまま入れているのだ。途中途切れ途切れの所もあり未完成さが残る。3曲目にはゲストであのサンタナがギターで参加している。R.Fordのギターに押されがちだが随所にサンタナ節が聴ける。
greek theater '88

JAZZ MASTER
・Perfect Way
・Star People
・Human Nature
・Tutu
・Time After Time
・Splatch
・The Senata
・Wrinkle
・Full Nelson
1988/8/13
Greek Theater
1987/10/27
Sardines
Oslo,Norway
C この2枚組CDは結構高かった記憶がある。資金が貯まってやっとの思いで手に入れたのに、音を出してみてがっかり。誰かがスピーカーの前で音をふさいでいるようなひどさ。これを最後まで聴くには忍耐が必要。
Miles 1989

Red Phanton
・JIlli
・Hannibal
・Intruder
・Star People
・Perfect Way
・Mr.Pastrius
・Human Nature
・Tutu
・Time After Time
・Full Nelson
・Me And You
・Carnival Time
1989/?/? B+ この2枚組CDは1989年の日付までは定かではないが、他の‘89年の音源とは重なってはいないようだ。このCDのおもしろさはジャケットの中に‘89年のマイルスのコンサート日程がすべて記録してあるということだ。このリストを使えば少なくともこの年の音源はすべてチェックできるというわけである。また死の2年前のこの時期を彼がどれほど精力的に演奏活動をしていたのかがわかる貴重な記録でもある。
BLAK DEVIL

Beech Marten RECORDS
・Perfect Way
・Blues
・Human Nature
・All Blues
・In a Silent Way
・Katia
・Dig
・Watermelon Man
・Penetration
・Wrinkle
・Footprints
・Jean Pierre
1991/7/10
Paris
B+ これはまさにマイルスのラストコンサートの模様を収めた貴重な音源である。マイルスがこの世を去ったのが`91年の9月だからこれはその2ヶ月前ということになる。これまで一度も過去をふりかえることのなかった彼が死期を悟ったのかどうか、かつての旧友メンバーをパリに集めて同窓会的なコンサートを催したのだ。メンバーにはW.Shorter,J.Zawinul,H.Hancock,D.Hollandなどここには書ききれないほどの豪華な顔ぶれが揃った。このコンサートの2日前、7月8日に行われたQ.JonesとG.Evansオーケストラと共演した模様が`93年にワーナーから正規盤として発表されているのでこのCDもいずれは発表されることと思われるが、それまではこの海賊盤でしか聴けないわけだ。音質B+
ATMOSPHERE

FOUR BEAT SOUNDS
・Rush A Bit
・Blues For A Satan
・Econmania(Speak)
・Blues For Assic
Merchants(It Get
Better
・Guitar,Guitar
・Star On Cicily
・Jean Pierre
・Gone,Gone,Gone
1983/5/28,29
Yomiuriland
East,Tokyo
A+ これは数少ない日本録音の海賊盤である。音質は超A級だしジョンスコとマイルスのかけあいもかっこいいし、2枚組のCDとしても結構値が張ったと思うけど、見つけたらぜひ買うように。1枚目2枚目の曲の切れ目がないほど疾走感があって、あっという間に終わってしまうという感じ。
LIVE 1970/1973 4CD

Miuo tauro Records
CD1
・Bitches Brew
・Masqualero
・The Theme
・Funky Tonk
・Direction
・What I Say
・Honky tonk
1970/2/21
Ann Arbour.MI
1971/?/?
Boston,Mass
C この4枚組CDには、ジャケット大のブックレットが付いている。それが不思議な作りで、イタリアで製作されたようなのだが、ライナーノーツがイタリア語、スペイン語、ドイツ語英語、日本語と実に5カ国語に訳されて書かれているのだ。語学勉強にも使える優れものである。
音質はC級。ドラムスにJ.DeJonetteが入っていながらキーボードにC.Coreaとは珍しい組み合わせではないか。
   CD2
・Direction
・Honky tonk
・Untitled Track
・Sanctuary
・Yesternow
・Bitches Brew
・Inamorata/The Theme
1970/10/17
Fillmore West
B ロックの殿堂フィルモアウェストでのライヴを録音した正規盤Black Beauty半年後の録音である。音質はB級だがノンストップの気合の入った演奏はかっこいい。これはJazzMasterのFillmore Westと同じ音源である。
   CD3
・Direction
・Honky tonk/Sivad
・What I Say
・Sanctuary
・Funky Tonk
・Yesternow
1971/10/21
Dietikon
Switz
B これはthe golden age of jazzから出ているwith K.Jarett Liveの次の日の録音である。
   CD4
・Turnaroundphrase
Tune In 5
・Ife
・Right Off
1973/11/1
Berlin
B パンゲア、アガルタで聴かれる演奏をすでに`73年からしていたのだと確認できる一枚。音質はきわめて悪いので忍耐物。
FILMORE WES

T 10/17/'70
JAZZ MASTERS
・Direction
・Honky tonk
・What I Say
・Sanctuary
・Yesternow
・Bitches Brew
・Inamorata
1970/10/17
Fillmore West
B LIVE1970/1973のCD2と同じ音源。
TWO MILES LIVE

DISCURIOS
・Direction
・Sivad
・What`d I Say
・Miles Run The
Voodoo Down
・Selim
・Yesternow
・Funky Tonk
1971/11/5
Wien,Austria
A+ この2枚組CDは、この当時の海賊盤の中では最高級の音質といえる。マイルスのワウワウトランペットがうなっています。ジャケットの絵は多分マイルス本人が描いたものだろう。
LXXU Miles Davis Band M.D. Keith Jarrett Live

the golden age of jazz
・Direction
・Yesternow Part 1
・Spanish Key
・Sanctuary
1971/10/21
Milano
C 音質がこもりがちで最後まで聴くには忍耐が要りそう。LIVE1970/1973に収録されている前日の演奏より少しスローな感じがする。
MAQUALERO

JAZZ Birdie's PARADISE
・Footprints
・`Round About Midnight
・No Blues
・Riot
・On Green Dolphine
Street
・Masqualero
・Agitation
・Gingerbread Boy
1967/?/?
Anvers
A- 黄金カルテットの円熟期のライヴ。ネフェルティティあたりを録音している頃だけあって演奏内容もかなりひねりが加えられている。Footprintsが結構かっこいい。
NO BLUES

JMY(JAZZ MUSIC YESTERDAY)
・`Round About Midnight
・No Blues
・Mascalero
・I Fall In Love Too Easy
・Riot
・Walkin`
・Green Dolphine Street
・The Theme
1967/11/6
Paris
A+ このCDは正規盤でのMy Fanny Varentineのかっこよさに匹敵する内容。音質も申し分ないし、これがなぜ正規盤で出てこないのか不思議なくらい。ちょうどこの頃のライヴ演奏を収めたものは聴けないので見つけたらぜひ購入をすすめる。
DOUBLE IMAGE

MOON
・Double Image
・Gemini
1969/?/? A- このCDは中山康樹氏の「マイルスを聴け!!」に、見つけたら必ず買っておくことなんて書いてあったので購入した。そこまで自信をもって書かれているだけあって音質も内容もA級といえる。しかし彼の本の中では、録音が1969・11・3 Parisと特定されているのだが、ジャケットのどこを捜しても日付までは見つからないのだ。そのうえ、下段で紹介するが、PARAPHERNALIAというJMYから出ているCDの録音日が11・3になっているのだ。中身を聴き比べてみても内容は全くの別物なのだ。この謎が分かる方はぜひご一報を。
MILES DAVIS

JAZZ DOOR
・Double Image
・Gemini
1969/?/? A- これは上段のMOONから出ているDOUBLE IMAGEと同じ音源である。ジャケット面には曲目の表示がなかったのでつい買ってしまったが、不覚であった。
PARAPHERNALIA

JMY
・Direction
・BItches Brew
・Paraphernalia
・Riot
・Sanctuary
・Miles Run The Voodoo Down
・The Theme
1969/11/3 A- このCDは音質はA級品。それにメンバー構成もC.CoreaとJ.DeJonetteの組み合わせという結構レアな作品といえる。気がかりなのは上でも触れたように録音日のこと。どれが正しいのだろうか?
EN CONCERT avec EUROPE 1

Trema Music
・Medley:
-Turnaroundphrase
-Tune In 5
・Ife
1973/7/11
Olympia
B+ フランスの会社から出ているのであろうジャケットからライナーノーツまですべてフランス語で書かれている。内容的には上段のLIVE1970/1973のCD4の録音日の4ヶ月ほど前のものとあって良く似ている。しかし音質はこちらの方が一枚うわ手である。
VOODOO DOWN

MOON
・Autumn Leaves
・Footprints
・Shhh/Peaceful
・Bitches Brew
・Miles Run The
Voodoo Down
・Hush
1965〜1972
オムニハ゛ス
B+ このCDはまずジャケットからしていかがわしさが漂う。中身もAutumn LeavesとBitches Brewを一緒に選曲するなんざ、いいかげんにもほどがある。聴きものはHushという曲のK.Jarrettの美しいキーボードぐらいだろうか。
his greatest concert evers

JAZZ MAN
・Agitation
・Footprints
・Round About Midnight
・No Blues
・Riot
・On Green Dolphine
Street
・Masqualero
・Gingerbread Boy
・The Theme
1967/10/28
Antwerpen
  黄金カルテット円熟期の録音。JMYから出ているNO BLUESのちょうど一週間前の録音になる。Agitationから入っているのがおもしろい。
PARIS FRANCE

MOON
・Stella By Star Light
・Walkin`
・Autumn Leaves
(Les Feuilles Mortes)
・So What
・Miles Impro
1964/10/1
Paris
  W.Shoterが参加して間もない、In Berlin直後のライヴである。
NO (More) Blues

JAZZ DOOR
・Thought About You
・All Blues
・Seven Steps To Heaven
・Stella By Starlight
・Agitation
・Autumn Leaves
1963/6/?
1966/5/?
  まずこのジャケットを見たら誰しも手に取らないと思う。ブートレグ中のブートレグといった風情である。音質もひどい。この頃の演奏が聴きたければ正規盤がいくらでも出ているのでそちらをすすめる。